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買い物ログ。真空管" 12AX7-T " Shuguang Nature Sound Series と" 12AT7 "交換 electro harmonix

  • 執筆者の写真: Moffmog
    Moffmog
  • 2019年1月3日
  • 読了時間: 4分

更新日:2020年1月23日


あけましておめでとうございます

2019が始まりました。今年はどんな年になるのやら。


そんな新年あけて早々ですが、真空管を購入してみました。



現在、プリアンプ(コントロールアンプ)として使用している機種は中古で入手したものなのですが、発売してから8年以上が経過したモデルなのです。


前のオーナー様がどんな使い方をしていたかはわからないため当てずっぽうなのですが、平均して毎日2時間 使っていたと仮定すれば、経過時間は5840時間以上になります。


適当すぎな気がしますが、これはこの間ちょっとした出来事があって気にするようになってしまったのです。


私のプリアンプは、真空管プリアンプというもので、前段に12AT7 を一つ、出力段に12AX7を左右一本づつ使用しております。優しい音がしてとても気に入っているのですが、やや定位があまくなるような印象もありました。


要するにこのプリをシステムに組み込むと、スピーカーの間や奥の空間に現れる音たちが、やや薄ぼけた存在に感じられるきらいがあるということです。曖昧なことを言って申し訳ないのですが、私程度の耳で聴いてもわかりました。


そこで、年末に秋葉原で買い物をした際にヨドバシにてelectro harmonix 12AT7EHGを一本買って帰りました。ちょっとした実験のつもりで、前段に使われている12AT7を交換してみることにしたのです。


なぜ、前段にしたかというと、直勘のみでこっちのほうが音に影響がありそうな気がしたからです。とりあえず、オリジナルの(真空管)を引っこ抜いてエレハモの12AT7EHGを装着し、電源をいれ半日ほど放置しました。





満を持して音を出してみるを、思った以上の”違い”を感じて驚きました。とても濃ゆいような、少し暑苦しいようなそんな印象がありました。中低音が非常に豊かになり太い音が出てきます。ちなみにオリジナルの球はEi yugoslaviaの12AT7です。こちらはおとなしくもしなやかな感じで対照的でした。


音質的には前のほうが好みだったのですが、もう一つ大きく変わった点がありました。それは以前感じた薄ぼけた印象はあまり感じなくなっていたということです。また、アンプのヴォリュームの位置が以前よりも下なのに十分な音量が出てきます。


真空管は消耗部品なので、使っていくうちにゲインが低下したり、真空が保てなくなったりして必ず交換が必要になります。後者の場合だと外観が大きく変化するため気づきやすいのですが、前者の場合は見ただけではわかりにくいのです。


必要な利得を得られない真空管は使用できないと判断されます。これは、メーカーが定めた廃棄値という規格があり、廃棄値以下になったら交換することになっています。真空管テスターがあれば、電流値や利得を測定できるのですが、ない場合だと聴感だよりになってしまいます。ですが、聴感上で良好ならば問題ないとも言えます。


結果的に、気になっていた部分は改善されたのでひとまずは安心しました。ただ音的にはもう少し好みなものをと思い、EiのEliteなんかどうかなーとぼんやり構想を練ってます。前段はノイズに気を使いますので。


やはり消耗品なので適切なタイミングで換装が必要なのかもしれません。特に中古品ともあれば、どんな状態なのか想像がつかないので新球にかえてあげたほうが気持ちよく使えること間違いなしです。





長くはなりましたが、以上のことから12AX7も新品に交換してあげたいと思い、今回Shuguangの12AX7-Tを購入したというわけなのです。ネットで海外から取り寄せたため、到着には時間がかかりそうです。今月中といったところでしょうか。


選んだ理由としては、リーズナブルでかつなるべく現代のものであることを重視したためです。選別されたものをマッチドペアで販売しているのも決め手の一つでした(左右で一本ずつ使いたいため)。


ヴィンテージの真空管には銘球と呼ばれるものが多く存在することは承知しておりますが、古い、入手困難、高価、偽物が出回っているなど、その敷居は決して低くはありません。


特に古かったり中古だったりすることは個人的には気持ちよく使えるか疑問です。その性能を保証するものがあればいいのですが、オークションだけでなくショップで売られているものの中にも怪しいものがたくさんあるように感じられます。また、いつ寿命を迎えてもおかしくないものなので、高価だとかなり痛いです。


候補としてJJも考えたのですが、味付けの少なそうな中華球を試してみたかった気持ちが大きく勝ったので今回はこの派手なペイントの球にしました。デザイン重視なのは少々気にくわなかったですが、ぼちぼち売れてはいるみたいなので。


到着後、なじんできたくらいにレヴュー編を書きたいと思います。


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